2018/10/21
ひとりごと 荒っぽい言葉と格調高い言葉
(毎週月曜日に社員向けに社長新聞を発行しています。その末尾の記事、「ひとりごと」を転載します。
世間の出来事をいろいろな側面から見てみようという意図もあるので、かなり偏った表現もありますが、ご容赦ください。 増田昭雄)
トルコのサウジアラビア総領事館でジャーナリストが殺害された事件、アメリカがロシアとの核軍縮条約を破棄すると発表したことなど、きな臭いニュースが先週も続いています。世界、特に影響力が強い国の動きが速いというより、荒っぽくなっていると感じます。荒いというのは思慮分別が乏しいという意味です。
私はやりませんが、ツイッターなどのSNSの投稿も荒っぽい言葉遣いが飛び交っているようです。言葉を大切にしなければならないはずの大国のリーダーが感情的、攻撃的な言葉で投稿するわけですから、そんな末期を思わせるような具合になってしまうのでしょう。
それに対して、先週、皇后さまが84才の誕生日に寄せられた文書は非常に格調が高いものでした。一度読んでみてください。自分の立場、行動を振り返りながらも、探偵小説ジーヴスの話やマクワウリを皇居の庭に植えてみたいとの話は心温まるものがあります。
人は言葉でしか気持ちを人に伝えることができません。その言葉が荒れるとき、行動も荒れることになるのでしょう。言葉がやさしくなる時、行動も優しくなるものだ、と心しておきたいと思います。また、マスパックの従業員であれば思慮分別なしに、ツイッターにプチッとしないようにしてもらいたいものだと思っています。