2023/10/04
ひとりごと
ひとりごと 国の制度が複雑すぎる!
(毎週月曜日に社員向けに社長新聞を発行しています。その末尾の記事、「ひとりごと」を転載します。 世間の出来事をいろいろな側面から見てみようという意図もあるので、かなり偏った表現もありますが、ご容赦ください。 増田昭雄)
国の税金や社会保険の制度がどんどん複雑になっています。施行直前になってマスコミが大騒ぎしているインボイス制度ですが、これは消費税の制度に、8%の軽減税率と、年間売上1000万円以下の事業者は免税業者として預かったはずの消費税を納めなくていいという特例があるために、面倒な制度設計が必要になったということです。軽減税率と免税業者の特例を廃止すればこの面倒なことはなくなります。
また、先週、政府はパートなどの方が社会保険の106万円や130万円の壁を意識しなくてもいいように働けるための助成金を出すと発表しました。これも、多くの女性が専業主婦だった時代にできた社会保険の第3号被保険者制度を廃止さえすればこんなバラマキをしなくていいのです。
政府の賢い人が、制度を複雑にし続けたために、今や専門家である税理士や社労士でも判断を間違うといいます。そろそろ制度を単純にする方向へもっていってもらいたいものです。