ひとりごと 新型コロナウイルス感染の今後の予測について
(毎週月曜日に社員向けに社長新聞を発行しています。その末尾の記事、「ひとりごと」を転載します。
世間の出来事をいろいろな側面から見てみようという意図もあるので、かなり偏った表現もありますが、ご容赦ください。 増田昭雄)
16日に厚生労働省から発表されたコロナウイルスの抗体検査の結果は私にとって意外なものでした。まだ、東京で0.1%、大阪で0.17%の人しか抗体を持っていないということ。大規模な規制をせずに野放し状態のスウェーデンですら7.3%です。コロナ騒動が終結するのは、多くの人が抗体を持つか有効なワクチンが世界に届く時だとするならば、まだそれまで1年半~2年はかかると悲観的になりました。
一方、週末に耳鼻科医の友人からあくまで私見ということで以下の仮説を聞きました。こちらはかなり楽観的な考えです。
・欧米に比べて日本や東アジアでの新型コロナの感染者や死者がこれだけ少ない理由がどう考えてもわからない。マスクをするとか靴を脱ぐ習慣、医療の質の高さ、BCG接種、人種の違いなどが原因として挙げられているが、どれも十分な根拠がなく否定されている。
・昨年の秋から彼の病院にはインフルエンザのような症状だが、検査すると陰性だという患者が多数いた。なかにはその後川崎病の症状を表す小児もいた。(新型コロナにかかった小児が川崎病の症状を示すことはよくあります) 原因はよくわからなかった。
・もしかしたらその病原体が中国で新型コロナウイルスに変化して、世界に瞬く間に広がったのかもしれない。しかし、日本や東アジアではすでに昨年流行したインフルエンザのような病気に対する抗体を持っている人が多くいたので欧米のような流行は起こさなかった。
今回のウイルスは専門家でもまだわからないことが多いです。デマを信じず、科学的な見解に耳を傾け、正しい判断をしたいと思います。私も知りえた情報はみなさんに逐一お届けします。