ひとりごと 権利保護の意識が強すぎて世界に取り残される日本を憂う
(毎週月曜日に社員向けに社長新聞を発行しています。その末尾の記事、「ひとりごと」を転載します。
世間の出来事をいろいろな側面から見てみようという意図もあるので、かなり偏った表現もありますが、ご容赦ください。 増田昭雄)
最近のでき事を見聞きするにつけ、日本人が権利の保護ばかり言っていては、世界から取り残され、ますます住みにくい世の中になるように思います。
1)コロナ騒動で多くの国が国民に外出禁止令を出し、感染の封じ込めを行いました。日本では同じようなことは憲法の規定上できないのだそうです。日本でやったのは、お願いレベルの自粛です。今回はそれでうまくいきましたが、今後もそれでいいのでしょうか。
2)せっかく国が作ったマイナンバーカードをもっと活用すべきだと考えます。カード1枚で健康保険証や運転免許証、銀行のキャッシュカードなどを兼ねたものにすべきです。銀行口座と結びつけるというと、共産党までもが個人財産を保護するためにと反対します。しかし、私も含めてほとんどのサラリーマンは、すでに税務署に所得を補足されているわけですから、今更口座の残高が国の知るところになっても大した被害はありません。困るのは一部の大金持ちと、所得を申告せずに脱税をしている人たちです。近々紙幣のデザインも替わるわけですから、この機会に、マイナンバーカードを金融機関の口座と結びつけて不正にため込んでいる人の蓄財を表に出すべきです。確かに、情報漏洩の危険は避けては通れませんが、それを恐れて何もしないでいるデメリットの方が大きいと考えます。
3)SNS上の誹謗中傷が社会問題となっています。これに規制をかけようとすると、マスコミは言論の自由を盾に反対します。私は誹謗中傷する人は自由にやればいい。但し、名を名乗って堂々とやるべきだ、匿名という卑怯な手を使うな、そのような者に言論の自由を与えるべきではないと考えます。
4)ボーガンによる痛ましい事件がありました。こんな凶器の所有は許可制にすべきです。ある弁護士が「競技にも使われているので規制は難しい」とコメントしていましたが、常識を疑います。
私はみんなの幸せのためにはある程度個人の自由や権利は制限されるべきだと思っています。日本はあまりに自由や権利を主張しすぎだと思います。
みなさんはどう考えますか。