(毎週月曜日に社員向けに社長新聞を発行しています。その末尾の記事、「ひとりごと」を転載します。
世間の出来事をいろいろな側面から見てみようという意図もあるので、かなり偏った表現もありますが、ご容赦ください。　　増田昭雄）

先日、秋本真利 衆議院議員が収賄容疑で警察の取り調べを受けました。洋上風力発電事業について、親しい会社からお金をもらい、その会社に有利になるように国会で質問をしたのではないかという疑惑です。

私自身は、昨年のエコアクション21の審査の際に、審査員から、これからの日本の電力開発において太陽光発電には新たな適地がなくなった現在、洋上風力発電が主役になるだろうという話を聞き、この発電方法にたいへん興味を持っていました。

国が中心となって建設するための業者選びの第1回目３件の入札は三菱商事のグループが、極端に安い価格を提示してすべての案件を落札しました。私も国内の技術を高めるという点で、1社集中はいいことではないと思っていました。2回目の入札の直前に、上記の秋本議員が国会で入札の条件を変える(価格だけでなく運転開始時期を含める)ことを提案しそれが認められましたが、その際に三菱商事グループではない会社から金を受取ったということが、今回の疑惑です。　

疑惑は警察、検察が解明してくれるとして、洋上風力発電の開発は日本のエネルギーの政策の重要事項であり、早急に進めてもらいたいと思っています。