2021/06/21
ひとりごと
ひとりごと 非常事態下での私権制限
(毎週月曜日に社員向けに社長新聞を発行しています。その末尾の記事、「ひとりごと」を転載します。
世間の出来事をいろいろな側面から見てみようという意図もあるので、かなり偏った表現もありますが、ご容赦ください。 増田昭雄)
日本では憲法で守られているという理由で(?)コロナの緊急事態下でも、政府は国民に外出禁止や店舗の営業禁止などの命令を出せないのだそうです。(実際に飲食店にはそれに近い強硬な要請をしていますが。)欧米はじめ多くの国では、このような事態下では国家が国民の私権を制限しています。なぜ日本にはこれができないのか。先の大戦では国家総動員法などで私権や自由が著しく縛られた反省によるものだという人もいます。しかし、いざという時にお願いレベルでは、それを守る守らないは、個人の判断に頼ることになり、守らない人のいわゆる「やった者勝ち」となり、それこそ法の下の平等の精神からは反することになると思うのです。また、個人に判断をゆだねていたのでは、国民一体となったスピード感ある行動ができません。一部、野党や報道機関には受け容れがたいことだと思いますが、非常事態下では国に国民の私権を一部制限できる力を持たせるべきだと私は思います