2020/09/22
ひとりごと
ひとりごと 菅新首相のあいさつによせて
(毎週月曜日に社員向けに社長新聞を発行しています。その末尾の記事、「ひとりごと」を転載します。世間の出来事をいろいろな側面から見てみようという意図もあるので、かなり偏った表現もありますが、ご容赦ください。 増田昭雄)
先週、菅さんが新たな首相に任命され、16日21時から30分間行われた会見をテレビで見ました。安倍さんの政策を引き継ぐとしながらも、規制緩和とデジタル化に重点を置く姿勢が見て取れました。しかし、多くの規制には既得権益を持っている人たちがたくさんいます。また、デジタル化を進めていくには、情報漏洩やプライバシー保護の問題が重なります。総論賛成でも、各論になると重箱の隅をつつき反対に回るのが世論の名を借りたマスコミです。菅さんはじめ閣僚の方々にはぜひ頑張って、改革を前に進めてもらいたいものだと思っています。
また、大きなテーマとして、「自助、共助、公助」を上げ、まず自分で自分の身を守る、さらに周りの人が守る、最後に国が守るという、話をなさいました。かつてアメリカのケネディー大統領は就任演説で、「あなたの国があなたのために何ができるかを問うのではなく、あなたがあなたの国のために何ができるのかを問うてほしい」と述べました。菅首相の話もそれに通じるもので、もっともなことだと思います。しかしNHKニュースはその直後に、菅内閣に要望することは何ですかという市民へのインタビューを放送しました。国民を甘やかしているのは程度の低いマスコミです。馬鹿じゃないか、受診料返せと言いたい一瞬でした。