（毎週月曜日に社員向けに社長新聞を発行しています。その末尾の記事、「ひとりごと」を転載します。
世間の出来事をいろいろな側面から見てみようという意図もあるので、かなり偏った表現もありますが、ご容赦ください。　　増田昭雄）

　混乱が続く香港。かつてこの地を5度訪れたことがある私は香港には強い思い入れがあります。先日、香港で駐在したことがある同級生2名に今後香港はどうなるのだろうか、この混乱はどのように収束に向かうのだろうかと聞いてみました。ふたりとも異口同音に次のように言っていました。

　この騒動はしばらく続くだろう。天安門事件で国際的に非難を浴びた中国は香港への武力介入は避けるだろう。中国にとっては香港が金融、貿易の機能不全に陥っても、その隣にあり大きな発展を遂げた深圳（しんせん）がその機能を引き継ぐことができるので取り返しがつかない痛手はないのかもしれない。台湾に香港発「脱中国」の波が波及するのは面白くないと感じていることだろう。