2019/09/30
ひとりごと
ひとりごと 軽減税率の立役者
(毎週月曜日に社員向けに社長新聞を発行しています。その末尾の記事、「ひとりごと」を転載します。
世間の出来事をいろいろな側面から見てみようという意図もあるので、かなり偏った表現もありますが、ご容赦ください。 増田昭雄)
いよいよ明日は10月1日。消費税が10%に引き上げられます。常々申し上げているように私は増税やむなし派です。1000兆円を超えてもまだまだ膨れ上げる国の財政を立て直すことが将来の人のために重要だと思うからです。増税実施に合わせて、持ち帰りの食料品と新聞に対しては8%の軽減税率が適用されます。私はこれはとんでもない悪法だと考えます。適用されるものとされないものとの境があいまいであると同時に、これを計算する企業や商店にとって計算があまりに面倒だからです。低所得の方に対しては別に補助するなどやり方があるはずです。
なぜこのような制度が出来上がったのか。それは2015年に、庶民と中小企業の味方を標榜する公明党が「軽減税率」の実施を打ち立て、これを渋る自民党に強引に認めさせたことが発端で、これは紛れもない事実です。
軽減税率がこれだけ問題になっているのに、公明党の「功績」をマスコミはだれも言いません。せめて公明党くらいは自ら「軽減税率は私たちが打ち立てたんです!」と胸を張って言ってもらいたいものです。