2017/07/17
シンガポールに来ています(その2)
政府主導で今も開発が進んでいます。3日目には地下鉄に乗って出かけました。郊外に出ると高架電車になるので、景色がよく見えます。都心には摩天楼が林立していますが、郊外にも10~15階の公団住宅風の建物がたくさん。増え続けるシンガポールの人口を飲み込んでいます。自分の土地でもそこが開発計画にかかると代替地は紹介してもらえるものの、立ち退きには無条件で応じなければならない、ゴネ得というのはこの国にはない、だから開発がどんどん進むのだそうです。
経済的には何でも自由。農業がなく、産業を保護する必要がないので、輸入関税はなし。自由ということは同時に常に厳しい競争にさらされていると言えます。相続税もゼロ。シンガポールの銀行が秘密を守ることは徹底されているとのことで、犯罪に使われる金をふくめ、いろいろな金が流れ込んできて、世界の金融センターを形作っています。成長はまだまだとどまるところを知らないようです。
シンガポールは沿岸部にカジノができてから発展したという見方もあります。マカオでもここでもカジノは、金持ちの道楽というより、中国人が役人に賄賂を渡すために使っている側面が強いと言われているそうです。日本に、大阪にカジノを誘致しようという安倍首相や松井知事はこのことを御存じなのでしょうかね。
若い人が多い、人種はさまざま、地下鉄などのインフラやビルがどれも新しい、自由と規制が日本とかなり異なっているシンガポールを満喫してきました。