2015/12/27
細雪 を読みました
純文学を読むなんて10年以上なかったでしょうか。
先日、谷崎潤一郎の「細雪」を読みました。
NHKの歴史秘話ヒストリアという番組で、谷崎がこの本を書くに至った経緯が紹介されていました。戦時中の当局の取り締りにもめげず、自らの女性遍歴を綴った名作として紹介されていたのをみて、思わず新潮文庫を買ってしまいました。上中下3巻、1000ページ以上の大作ですが、どんどん引き込まれていきます。
日本語という言葉とはこんなにきれいなものかと感激。同時に美しい姉妹たちが、「家」とメンツに縛られながらみせる心の内面。そういったものが見事に表現されていました。
心の洗濯におすすめします。