012 高級ボールペン用の貼り箱
●商品情報
クライアント名:クロス・オブ・ジャパン様
「SHEAFFER貼箱」
●マスパック担当者から
初めにお客様より従来は海外で作っていた高級筆記具を入れる箱を国内で作りたい、
とご依頼を頂きました。
見本を拝見したところ、PP貼の表面加工をされた貼箱で、
中には植毛の成形品の仕切が入っていました。
同じ仕様でお見積りをしたところ、お値段がお客様の希望と全然合いませんでした。
そこで、私はまず価格のネックになっている仕切の材料に注目。
植毛の成形品を使用すると高価になってしまうため、
紙に変更できるよう商品のイメージに合った材料を探すところから始めました。
お客様のイメージに合わせて数種類の材料を成形品ではなく紙器の形状でご提案。
そのうちの1種類がマッチしました。
その材料に変更してもお客様の希望するお値段には届きませんでした。
今度は箱の中に入る仕切の寸法を見直すことにより全体の寸法を小さく調整させていただき、
最後に箱の外に貼る紙もご提案することによりようやっとお値段も折りがつきました。
この箱を作るにあたっては一部、協力会社に依頼する部分もありまして、
従来の取引先だけでは完成させることが不可能だったため、
新たな取引先を見つけて加工をすることもございました。
何度かお見積りと試作を繰り返し、
最終的には従来使用されていた箱に劣らないものをご希望のお値段で作ることができ、
お客様にもご満足して頂いています。
マスパックでは設計やデザインはもちろん、材料や加工についてもご提案することができます。
また、私は以前の職場でも貼箱を多く扱っていた為、
ディスプレイ以外でも印刷紙器・貼箱等ご相談いただけたらと思います。