フロアタイプやカウンタータイプでの展示のスペースがもらえない場合は、ハンガータイプ ペーパーディスプレイ(紙製吊り下げ什器)をおすすめします。お店のサイドネット什器やエンド、柱などの壁面のスペースに吊り下げることにより、商品を陳列することができるので、容易に導入してもらうことができます。フロアタイプやカウンタータイプに比べ安価ですので、当社でも一番作成の点数が多いディスプレイです。
形状は商品のパッケージに吊穴があるかないか、パッケージが自立するかどうかにより、かわってきます。幅があまり大きなディスプレイは、販売店さまから敬遠される恐れがあります。プラフック付のハンガータイプディスプレイは、人に当る危険があるので、フックの長さをあまり長くしないほうが賢明です。
自立する商品を多数、コンパクトに納めて展示することができます。おこして棚と底を組むだけなので、組立も簡単です。製造する側にとっても1枚の材料シートを抜き、貼りするだけで作れますので、大きさの割に安価でもあります。
台紙にプラスチックフックを取り付け、商品を吊り下げるようにしたものです。商品のパッケージには吊り下げ穴が付いている必要があります。フックは長さ、色、折りたたみ式か固定式かを自由に選べます。台紙は大きさや積載重量により反り対策をする場合もあります。また台紙の素材は必要な強度により、3枚合紙(2mm厚)、2枚合紙(1.5mm厚)またはE段ボール貼合シートを選択します。台紙はデザイン性をもたせた変形にすることも可能です。
ディスプレイ(什器)の両サイドから斜めに商品を差し入れます。2種類の商品を左右に置き分けることができます。縦―横に整然と商品が並べられている店頭で、商品が斜めに納められたディスプレイは目を引きます。ボックスタイプに比べると陳列できる数が少なくなるうえ、ディスプレイも高価になります。
通常ディスプレイの右側から斜めに商品を差し入れます。縦―横に整然と商品が並べられている店頭で、商品が斜めに納められたディスプレイ(什器)は目を引きます。ボックスタイプに比べると陳列できる数が少なくなるうえ、ディスプレイも高価になります。
ジャバラ折りした台紙に商品を吊るします。台紙自体は安価ですが、折作業にコツがいるので、当社で折くせをつけることが多いです。通常、商品はメーカーサイドでディスプレイにとりつけておく必要があります。台紙の素材は強度を増すためにコートボールにPPをラミネートしたり、E段ボール貼合を使用します。重量がある商品には不向きです。店頭で商品を補充してもらうことは期待しないほうが無難です。
商品に付いているヘッダーの吊穴を、型抜した台紙の切りこみに引っかけて、商品を吊るします。台紙はコートボールを使用します。商品はメーカーサイドで台紙に取りつけておく必要があります。安価です。一度商品を外すと切込みが破損することもありますので、店頭で商品を補充してもらうことはできないとお考えください。
台紙に長方形の穴をあけておき、台紙の裏に貼った透明OPPテープの粘着により商品の個袋をとめる方法です。透明テープは商品セット時に貼っていただきます。商品のパッケージがフイルムで、吊穴がない場合に利用します。安価ですが、商品にOPPテープの糊が残る恐れがあります。
新商品の発売が定番棚の棚割りのタイミングと合わなかったとか、棚割りから外されてしまったというとき、ハンガーディスプレイ(吊り下げ什器)がお役にたちます。ディスプレイを持ってバイヤー様との商談に臨んでください。販売が好調なら次回の棚割りで定番に入ることは間違いなし?
お店を見ていると、ひとつの店舗に同じハンガーディスプレイが並べて吊るされていたり、店のあちらこちらに置かれているのをよく見ます。目につく機会が増え、販売のチャンスが広がります。
ハンガーディスプレイ(吊り下げ什器)はフロアディスプレイやカウンターディスプレイと異なり、1種類の商品だけを販売するのに使われているものも多くあります。もちろんたくさんの種類の商品をアソートして陳列するのにもつかわれます。
業種も日用品、化粧品、文房具、食品、電器、医薬品、衣料品など幅広く、利用されています。また、紙脚をつけて、カウンターディスプレイとの兼用型にすると、一層用途が広がります。